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カルト宗教被害から学生守ろう 県内12大学の教職員ら意見交換

コロナ禍で孤立する大学生をカルト宗教などの被害から守ろうと意見交換する教職員ら
コロナ禍で孤立する大学生をカルト宗教などの被害から守ろうと意見交換する教職員ら
 新型コロナウイルスの影響で孤立する大学生をカルト宗教などの被害から守ろうと、岡山大など岡山県内12大学の学生支援担当の教職員らが5日、意見交換した。会員制交流サイト(SNS)を通じて勧誘する手法が報告され、連携して学生を守る必要性を認識。継続的に問題解決に取り組むことを決めた。

 大学に通えず、1人の時間が増えた学生がカルト宗教とつながる危険性を指摘した7月25日付の本紙記事を契機に、岡山大の中山芳一准教授らが県内全大学に呼び掛け、岡山理科大や環太平洋大などが応じた。県警も加わり、オンライン会議システムで岡山大とつなぎ情報共有した。

 カルト問題に詳しい大阪大の太刀掛俊之教授が「偽装のサークルをつくり、学生をツイッターの『#春から○○大』で検索して勧誘している」と紹介し、一般の団体と見分けるのが難しいことを説明した。各大学は今年、春のオリエンテーションがなく、ホームページの注意喚起だけでは浸透しているか不安だとした。投資詐欺とマルチ商法の被害報告もあった。

 参加者は学生を守る手段として、バーチャル空間で学生同士のつながりをつくることや学生からの発信が効果的なことを確認。今後も定期的に会合を開き、支援策を考える。

(2020年08月05日 21時49分 更新)

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