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ハンムラビ法典碑=社会的距離 オリエント美術館がパネル展示

ハンムラビ法典碑と、社会的距離を伝えるパネル
ハンムラビ法典碑と、社会的距離を伝えるパネル
 岡山市立オリエント美術館(北区天神町)が、新型コロナウイルス感染対策のソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を入館者に伝えようと、ユニークな取り組みを始めた。レプリカを所有する古代メソポタミア文明「ハンムラビ法典碑」の大きさが推奨距離(2メートル)とほぼ同じことから実物大パネルを作成、展示して実践を呼び掛けている。

 パネルは法典碑を横にした状態で描いている。長さが2・25メートルであることを解説し「ハムラビ法典碑=ソーシャル・ディスタンス!!」と強調。レプリカのある1階展示室の壁面に掲げた。

 社会的距離は、感染が再拡大しないように政府が呼び掛ける「新しい生活様式」の一つ。美術館は感染予防の休館を経て5月12日から再開しており、入館者に距離感を分かりやすく伝えようと学芸員の四角隆二さん(48)がアイデアを出した。

 法典碑は「目には目を。歯には歯を」の一文で知られ、全文が残る実物は仏・ルーブル美術館が収蔵する。世界最古の法典の一つで、実寸大レプリカはオリエント美術館でも人気の展示品の一つ。四角さんは「多くの人に興味を持ってもらおうと思い付いた。感染防止に配慮した新しい鑑賞方法を実践してほしい」と話している。

(2020年06月03日 15時36分 更新)

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