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学校再開決定受け準備に追われる 岡山市立学校 感染予防作業入念に

教室の机を動かして間隔を広げる芳田小の教員
教室の机を動かして間隔を広げる芳田小の教員
学校再開決定受け準備に追われる 岡山市立学校 感染予防作業入念に
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため休校していた岡山市立学校の再開が決まった6日、各校は翌日に迫った児童の登校や始業式の準備に追われた。市内で感染が次第に広がっている中での再開となるだけに、教員は教室で机の間隔を広げるなど感染予防の作業を入念に行った。

 再開するのは小学校91校、中学校38校、高校1校の130校全て。初日は始業式を行い、10日までは午前中のみの登校とし、給食がある場合も食べたらすぐに下校する。

 芳田小(南区泉田)では、授業中に児童同士が近づきすぎないよう、教員が机を動かしてできる限り間隔を広げる作業を行った。手指用のアルコール消毒液のスプレーが各階に行き渡るかなども確認していた。

 同小では再開以降、休校のため教えることのできなかった前学年の授業から行う計画にしている。各教諭は職員室で教材の準備や新学年を迎えるための事務を慌ただしく行った。

 6年生を担任する上田真綸教諭(25)は「1カ月も休校が続いており、子どもたちがどうしているか様子が気になる。不安はあるが、子どもたちに会えるのはうれしい」と話した。

 青野浩之校長は「3密を避けると言われても、実際の現場では予防に絶対はないので、正直不安はある。ただ、再開するからには子どもの健康を第一に考え、できることをするしかない」と複雑な表情を見せた。

 市立学校は、政府の要請を受け、3月2日から臨時休校していた。

 ◇感染防止策を各校に通知、岡山市教委

 岡山市教委は6日、市立学校の再開に向け、感染防止策を各校に通知した。児童生徒が密集、密接する状態をできる限りつくらないよう、授業中や給食、休憩時間など各場面に応じた細かい対応を求めている。

 手洗いやせきエチケットなどは今まで以上に徹底する。授業中は教室の窓を常に開けて換気し、間近で会話しがちなグループ学習も実施しないようにする。体育では密集する必要のない陸上やキャッチボールなどを選び、音楽の時間には合唱や楽器演奏を避け、CD鑑賞などを行う。

 給食は飛沫(ひまつ)感染を防ぐために向かい合わせにならず、全員が同じ方向を向いて食べるなど工夫する。休憩時間も、密集して遊ばないように気を付ける。

 清掃では多くの児童生徒が触れるドアノブ、手すりの消毒に努める。発熱などの症状がみられる児童生徒には自宅で休むよう促し、欠席しても出席停止扱いとする。

 菅野和良教育長は「教職員が指導を徹底し、子どもの安全を守りたい」としている。

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(2020年04月06日 19時54分 更新)

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