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鏡野「いっぷく亭」営業再開 4カ月半ぶり、旬の山の幸を提供

いろり端で田舎料理を楽しむ家族連れ
いろり端で田舎料理を楽しむ家族連れ
 冬季は積雪のため休業していた岡山県鏡野町上斎原の農村型食堂「いっぷく亭」が19日、約4カ月半ぶりに営業を再開した。県内外の客がかやぶき屋根の古民家で、旬の山の幸をのどかな山里の風景とともに楽しんだ。

 メニューはユキノシタ、ヨモギといった山菜の天ぷらや煮物、団子汁がセットの「いっぷく亭定食」(1300円)、ヤマメの塩焼き(650円)など。裸電球がぶら下がったほの暗い店内では家族連れらが炭火がはぜるいろりを囲み、素朴な田舎料理を満喫した。

 鳥取県八頭町から家族3人で訪れた男性(76)は「店内の雰囲気が懐かしい。料理もおいしく、誕生日のいい記念になった」と話した。

 食堂は1996年に旧上斎原村が整備し、2024年度から鏡野町の委託を受けた上斎原振興公社(同町上斎原)が運営している。営業は11月末までの午前11時~午後4時(注文は同3時まで)。火、水曜定休。問い合わせはいっぷく亭(0868―44―2488)。

(2024年04月19日 17時16分 更新)

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