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シーガルズ 川島、宮下が引退へ 5月の黒鷲旗が最後の公式戦

川島亜依美(左)と宮下遥
川島亜依美(左)と宮下遥
 バレーボールV1女子・岡山シーガルズの主将で元日本代表のセンター川島亜依美(34)と、副主将で2016年リオデジャネイロ五輪代表のセッター宮下遥(29)が今季限りで現役を引退することが25日分かった。5月1日からの黒鷲旗全日本選抜大会(大阪市)が最後の公式戦となる。

 取材に川島は「体の状態は決して悪くないが、やりきった気持ちが大きい」とし、宮下は「これまでの日々に満足。自分に『よく頑張った』と言ってあげたい」と話した。関係者によると、川島の今後は未定、宮下はクラブに残る意向。

 長崎・九州文化学園高から09年入団の川島は岐阜県出身。高校まで無名の存在ながら182センチの上背から繰り出す速攻とブロックを磨き、主力に成長。宮下と共に2度のリーグ準優勝に貢献し、19年からは主将を務めた。V1通算289試合に出場し、13、16年は日本代表に招集された。

 三重県出身の宮下は大阪国際大和田中3年だった09年に史上最年少の15歳2カ月でVリーグデビュー。177センチの長身を生かしたトスワークと卓越した守備力でチームを長年けん引し、日本代表にも10年から13年連続で名を連ねた。V1出場試合数は通算333で歴代3位。

(2024年04月26日 07時00分 更新)

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