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伝統技術の粋集めたお守り刀満喫 岡山で展覧会、14日まで

技巧を凝らした刀身や外装が並ぶ会場
技巧を凝らした刀身や外装が並ぶ会場
 林原美術館(岡山市北区丸の内)で開催中の「第16回お守り刀展覧会」(山陽新聞社など共催)は14日まで。11日も刀剣ファンらが訪れ、厄よけや子どもの成長などの願いを込め、伝統技術の粋を集めて制作された現代の優品を満喫した。

 全国公募した総合、刀身、外装、研磨の4部門の入賞・入選作と招待作計43点を展示。地元からは、鋼の落ち着いた風合いを引き出した刀匠横井彰二さん(岡山市)と研師横山智庸さん(瀬戸内市)によるもろ刃の短刀、直線的な刃文が潔い刀匠安藤祐介さん(岡山市)の短刀など8人の作品が並ぶ。

 特別賞に輝いた刀匠上山陽三さん(赤磐市)の脇差しに見入っていた来場者(75)=赤磐市=は「刃文の変化が美しく、持ち主をしっかりと守ってくれそうな頼もしさも感じられた」と話した。

 13日午後2時から、横井さんと担当学芸員によるギャラリートークがある。

(2024年01月11日 19時08分 更新)

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