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黒鷲旗 シーガルズ2年連続4強 筑波大を3―0で退ける

第3セット、岡山シーガルズの中本柚朱がフェイントを決め、10―6とする=Asueアリーナ大阪
第3セット、岡山シーガルズの中本柚朱がフェイントを決め、10―6とする=Asueアリーナ大阪
 バレーボールの黒鷲旗全日本男女選抜大会第4日は4日、大阪市のAsueアリーナ大阪で決勝トーナメントの準々決勝が行われ、女子でV1の岡山シーガルズは昨年の全日本大学選手権優勝の筑波大を3―0で退け、2年連続で4強に駒を進めた。5日の準決勝でV1の日立と対戦し、準優勝した2005年以来2度目の決勝進出に挑む。

 シーガルズは第1セット、レフトの金田、中本の攻撃で競り合いを抜け出して25―22で先取。第2、第3セットはセッター宮下がセンター川島、ライト山城らをうまく使い、多彩な攻撃を仕掛けて相手を圧倒した。

 ベスト4はいずれもV1勢。日立はストレートでトヨタ車体に快勝し、デンソーはKUROBEを3―1で振り切った。久光はJTに3―1で勝って準決勝に進んだ。

 男子はジェイテクトが日本製鉄堺を3―2で破って4強入り。JT広島は東レに2―3で競り負け、敗退した。パナソニック、サントリーもベスト4入りした。

岡山シーガルズ3―0筑波大
25―22
25―16
25―21

 【評】岡山シーガルズは第1セット10―12から6連続得点で逆転すると以降は危なげなく試合を運んだ。22得点の金田、17得点の中本はフェイントを巧みに使って揺さぶりをかけ、長瀬の移動攻撃、山城、小松原のライトからの攻めも効果的だった。守備面では宮下、城戸陽らのコースを読んだレシーブがさえ、切り返しの攻撃につなげた。

 筑波大はサーブレシーブが成功率44・9%と安定せず、アタック面で苦しんだ。

(2024年05月04日 20時23分 更新)

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