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赤鮮やか ハッチョウトンボ  県自然保護センターに飛び交う

鮮やかな赤色が特徴の雄
鮮やかな赤色が特徴の雄
黄色と茶色のしま模様となっている雌
黄色と茶色のしま模様となっている雌
湿生植物園でトンボを探す参加者ら=19日
湿生植物園でトンボを探す参加者ら=19日
 岡山県自然保護センター(和気町田賀)で、世界最小クラスのトンボとして知られるハッチョウトンボが舞っている。1円玉サイズの愛らしい姿で草の合間を飛び交い、訪れた人たちの目を和ませている。7月下旬まで楽しめそう。

 体長は約2センチで、雄は鮮やかな赤色、雌は黄色と茶色のしま模様が特徴。同センターによると、日当たりの良い湿地に生息し、雄は水辺近くで縄張りを主張し、雌は草むらで“結婚相手”を探す習性があるという。県のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されている。

 センターでは、1991年に完成した湿生植物園(約0・8ヘクタール)の造成時に、湿地の土と一緒に幼虫のヤゴが運び込まれ、繁殖を繰り返してきた。今年は5月上旬に姿が確認され、今月いっぱい最盛期という。

 今月19日には観察会が開かれ、町内外の親子連れら約40人が参加した。ボランティア講師の近藤隆夫さん(69)から「雄は縄張りを守るために、基本的に1メートル圏内しか飛ばない」といった解説を受けながら、小さなトンボにじっと目を凝らし、カメラを構えていた。

 同センターは「貴重なトンボを守るために捕獲や採集は控えてもらい、いろんな姿を写真に収めるなどして楽しんでほしい」としている。

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