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新アリーナ 県参画の結論に至らず 岡山市長、会見で「非常に残念」

記者会見で報道陣の質問に答える大森市長
記者会見で報道陣の質問に答える大森市長
 岡山市の大森雅夫市長は10日の定例記者会見で、市内で検討している新アリーナ構想について、財政負担を含めて協力を求めている県から「市の説明は聞いたが、県が構想に参画するとの結論には至らなかった」と回答があったことを明らかにした。報道陣に問われて答えた。

 9日に県環境文化部長から市市民生活局長に口頭で伝えられたといい、大森市長は「県も一緒になって議論し、推進に尽力いただければと思っていた。非常に残念だ」と述べた。

 今後について「市単独でやるのか、やらないのか、やるにしても違う形を求めるのか(選択肢は)いろいろある」と説明。構想の進め方などに関する経費を盛り込む6月補正予算の検討に間に合うよう、5月中をめどに市議会や経済界と協議していく方針を示した。

 市は周辺施設を含めた新アリーナの総事業費を約145億円と見積もり、4月26日には基本計画を公表した。これまで県は参画する理由がないなどとして応じない姿勢を示している。

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