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ジーンズテーマ 宿泊施設オープン 倉敷・児島 デニムの内装や館内着

ジーンズをテーマにした一棟貸しの宿泊施設「DENIM HOUSE BON」
ジーンズをテーマにした一棟貸しの宿泊施設「DENIM HOUSE BON」
土間などを設けた施設の内装。山脇さん(左)と島田さんが経営する地元企業が企画した
土間などを設けた施設の内装。山脇さん(左)と島田さんが経営する地元企業が企画した
 国産ジーンズ発祥の地・倉敷市児島地区で、ジーンズをテーマにした一棟貸しの宿泊施設「DENIM HOUSE BON」(同市児島小川)がオープンした。地元企業が手がけ、デニムを使ったインテリアやアメニティーを用意。自社製品の展示販売やものづくりのこだわりを紹介するスペースも設置している。

 地元企業は山脇耀平さん(31)と弟の島田舜介さん(29)が経営するジーンズ企画販売会社ITONAMI(同市児島唐琴町)。産地の魅力を発信する観光拠点としてアピールし、地区の交流人口増加につなげる狙いで開業した。

 地場メーカーの直営店が並ぶ児島ジーンズストリートに程近い築90年以上の古民家(木造2階延べ193平方メートル)を改装して整備。和洋の寝室各1室と土間、ダイニングなどを備える。

 ソファや畳縁(べり)など随所にデニムをあしらった内装が特徴。館内着やパジャマ、羽織、エプロンといったアメニティーは自社のデニム製品を貸し出す。

 敷地内別棟の蔵(2階建て)の1階には、ジーンズやデニムシャツといった自社のオリジナル商品を展示販売するショールームを設置。2階のギャラリーでは、購入者が綿の栽培から製品づくりに携わる同社のプロジェクトなどをパネルで紹介している。

 宿泊施設の運営は2019年、瀬戸内海を望む同所の旧保養所を改装した「デニムホステル フロート」に次いで2カ所目。島田さんは「和風建築でゆったり過ごしながら、作り手に思いをはせ児島のデニムの魅力に触れてもらいたい」と話している。

 利用は2人以上からで、2食付き1人2万円が基本。受け入れは1日1組(定員6人)のみとする。問い合わせ、宿泊申し込みは同施設の公式サイトから。

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