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日本文化 デニム“折り紙”でPR 山陽ハイクリーナー 残反を商品化

“折り紙”用のデニムと、完成させた折り鶴、白鳥
“折り紙”用のデニムと、完成させた折り鶴、白鳥
 デニム加工の山陽ハイクリーナー(浅口市鴨方町鴨方)は、通常は廃棄するデニムの残反を“折り紙”用に切りそろえて発売した。サステナブル(持続可能)な社会の実現に貢献し、日本文化を伝える商品としてインバウンド(訪日客)らにPRする。

 デニム雑貨の製造過程で出た残反を29センチ四方に切り抜いた。色合いや厚さなどは一枚一枚異なる。スチームアイロンを当てたり接着剤で固定したりすると、さまざまな形にきれいに折れるという。折り鶴の作り方を日本語と英語で紹介する図解付き。

 5枚組み660円。デニム雑貨を扱う直営の「イッツ ア ビューティフル デイ」の店舗(浅口市鴨方町鴨方)やオンラインストア、複合施設「倉敷アイビースクエア」(倉敷市本町)などで販売している。

 同社は、ジーンズに風合いを出すダメージや染色の加工が主力。ペンケースやポーチなどデニム雑貨も製造販売する。残反は年間約380平方メートル発生。2012年から廃棄せずに保管し、活用策を模索していた。

 同社は「商品を通じ、デニムの魅力や当社についても知ってもらえれば」としている。

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