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NASA新宇宙船の有人試験延期 ボーイング製、ISS輸送目的

 4月、フロリダ州からの打ち上げ前にアトラス5ロケット上部に据え付けられるスターライナー(ULA提供・共同)
 4月、フロリダ州からの打ち上げ前にアトラス5ロケット上部に据え付けられるスターライナー(ULA提供・共同)
 【ケープカナベラル共同】米航空宇宙局(NASA)は6日、同日夜に予定していたボーイングの新型宇宙船「スターライナー」の打ち上げを延期すると発表した。打ち上げに使うロケットに問題が見つかったため。フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から、飛行士の男女2人を乗せて初の有人飛行試験に出発する計画だった。

 NASAはスペースXの「クルードラゴン」に続く、民間企業による二つ目の飛行士輸送手段とする考え。米国の飛行士を継続的にISSに滞在させるため必要だとしている。今後、日本人飛行士の搭乗も予想される。

 スターライナーは高さ5m、直径4・6m。本運用では4人の飛行士と荷物を運ぶ予定。

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