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大河主人公の幼少期演じた過去も 死体損壊実行役か、首にタトゥー

 送検のため、警視庁田園調布署を出る若山耀人容疑者=2日
 送検のため、警視庁田園調布署を出る若山耀人容疑者=2日
 東京・上野で多数の飲食店を営んでいた夫婦の遺体が栃木県で焼損された衝撃的な事件。死体損壊容疑で逮捕された4人の中で実行役の1人とみられる元俳優若山耀人容疑者(20)は、子どもの頃からNHKの大河ドラマなど数々の作品に出演し活躍した。2020年に大手芸能事務所を辞めたといい、逮捕後には首元に羽模様の大きなタトゥーが見られた。

 「(撮影中)誕生日をサプライズで祝ってもらった」。18年1月。東京都港区の増上寺で行われた映画イベント。出演者として登壇した若山容疑者はまだあどけない笑顔を見せ、著名な先輩俳優らからプレゼントをもらったことを明かしていた。周囲からは親しみを込めて「きらと」と名前で呼ばれ、将来を嘱望されていた様子がうかがえた。

 岐阜県美濃加茂市出身。14年の大河ドラマ「軍師官兵衛」では、主人公の戦国武将黒田官兵衛の幼少期を演じた。全国的に注目を集める中、美濃加茂市は同年、市の魅力を広く伝えてもらおうと「もっとみのかも夢大使」を委嘱したが、芸能界引退を理由に20年に解除されていた。

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