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母の日ギフト商戦 県内で活発化 「プチぜいたく」美容、台所用品

天満屋岡山店が薦めるコーム。純金を使った高級モデルなどがある
天満屋岡山店が薦めるコーム。純金を使った高級モデルなどがある
ボディーケア用品を売り込む岡山高島屋。各階にPRコーナーを設けてアピールする
ボディーケア用品を売り込む岡山高島屋。各階にPRコーナーを設けてアピールする
 母の日(12日)に向けたギフト商戦が岡山県内の商業施設で活発化している。今年のキーワードは「プチぜいたく」。物価高で普段の生活では節約志向が強まる中、いつもより少し奮発して感謝の気持ちを伝えてもらおうと、百貨店では高価格帯の美容関連品やキッチン用品を提案。ホテルでは家族で楽しめる限定プランを売り込んでいる。

 天満屋岡山店(岡山市北区表町)は、各売り場でポップ(販売促進広告)を掲げてPR。電子商取引(EC)サイトでのキャンペーンも展開し、女性に人気の日用品や化粧品、グルメなどをアピールしている。

 店頭の売れ筋は、昨秋に取り扱いを始めたくし(コーム)。純金を使った高級モデル(1万1880~1万7490円)や入浴時用(5720~6490円)など3種類があり、静電気を抑える加工が施され髪を傷めずにスタイリングができる。他に生地にビタミン成分を配合しているという美容枕(2万2千円)も薦める。

 同店は「忙しい合間の身支度や睡眠の時間で心身を癒やせるアイテムは、日頃の感謝を伝えるのにぴったり。どの年代にも喜ばれる品として注目されている」としている。

 岡山高島屋(同本町)はボディーケアやキッチン関連のグッズを推す。ギフト包装のサンプルやお薦めの品を並べた特別コーナーを設け、海外化粧品などを扱う「ハウスオブローゼ」のシリーズをギフト用に紹介している。いずれもバラの香りが特徴のボディーソープ(340ミリリットル、3080円)やハンドクリーム(1760円)などをそろえている。

 キッチン用品の一押しは、アンティーク調デザインの小型ホットプレート(1万9800円)。「おしゃれな調理器具で非日常感が味わえる。家族で食卓を囲む時間もプレゼントにしてもらえたら」と同店。

 雑貨店のハンプティーダンプティー倉敷堀南店(倉敷市堀南)では飲料の人気が高いといい、モンゴル産の果実・シーベリーを使ったジュース(瓶入り1本1944円)が好調。守谷綾子店長は「ビタミンが豊富で美容と健康の効果が期待できる。いつまでもきれいで元気にいてほしいという思いを込めて購入しているようだ」と話す。今年初めて入荷した果実の風味がある「フルーツ甘酒」(1本267円、5本セット1620円)も売れている。

 「本格的なフルコースのフレンチで特別な時間を過ごしてもらえたら」とするのは、ホテルグランヴィア岡山(岡山市北区駅元町)。19階のフランス料理店「プリドール」で期間限定メニュー(10~12日、完全予約制)を提供する。ディナー(1万9千円)に加え、昨年まではなかったランチ(1万2千円)も用意。記念写真の撮影やカーネーションのアレンジメントのプレゼントといった特典もある。

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