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結核対応に不備 健診受けられず 県備前保健所東備支所でミス

岡山県庁
岡山県庁
 岡山県は1日、結核患者への対応を巡り、いずれも感染症法で定める接触者への健康診断と、再発の有無を確認する管理検診に不備があったと発表した。共に県備前保健所東備支所の管理体制や担当者の事務処理のミスが原因という。感染拡大は確認されていないとしている。

 県によると、2022年度に感染した患者1人の接触者11人(60代~100歳代)のうち10人が法定健診を受けられず、残る1人は法定健診を受けていたが記録に残っていなかった。管理検診は結核治療後の2年間は半年に1回行うよう定められ、元患者5人について結果の確認ができていなかったという。

 県は複数の職員による二重チェックを徹底するなどして再発防止を図る。県備前保健所の岩瀬敏秀所長は「関係者に迷惑、心配をかけ、深くおわびする」としている。

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