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岡山の官公庁や企業でクールビズ 軽装勤務で夏の電力消費抑える

クールビズ県民運動が始まり、軽装で業務に当たる県職員
クールビズ県民運動が始まり、軽装で業務に当たる県職員
 地球温暖化の防止に向け、軽装勤務で夏場の電力消費を抑える「クールビズ」が1日、岡山県内の官公庁や企業で始まった。県は10月末まで県民運動を展開し、協力を呼びかける。

 1日朝の岡山市の気温(午前9時現在)は15・4度と平年(17・3度)を下回ったが、県庁では多くの職員が上着を脱いで出勤し、県脱炭素社会推進課では半袖シャツや薄手のブラウスで業務に当たる姿も見られた。県は運動期間中、職場や家庭の冷房使用時の室温を28度程度にしてもらい、気温の変化が激しい5月と10月は移行期間として柔軟な対応を求める。

 県はまた、環境文化部の大熊重行部長が県商工会議所連合会と岡山経済同友会を訪ね、企業側への協力を要請した。

 クールビズは2005年から環境省が提唱。21年度からは運動期間を一律に5~9月とする方式を取りやめ、都道府県が独自に期間を定めている。岡山県脱炭素社会推進課は「省エネに向けてできる範囲での工夫をお願いしたい」としている。

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