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不適切な事務処理 男性職員を停職 玉野市 補助申請忘れ自腹で穴埋め

玉野市役所
玉野市役所
 玉野市は30日、不適切な事務処理を行ったとして、財政部の係長級男性職員(34)を停職1カ月の懲戒処分にした。職員は同日付で依願退職した。

 市によると、秘書広報課時代の2023年度、広報紙や市ホームページで宝くじをPRすることで公的団体から交付される補助金4万円の申請手続きを失念。隠ぺいするため、納入通知書を自作して市の口座に自腹で振り込んだ。「自分のミスで市の歳入を減らしてはいけないと思った」と説明したという。

 4月の異動後に後任が気付いた。市は4万円をいったん返還する方針だが、職員は弁済の意思を示しているという。柴田義朗市長は「上司に相談できる職場の雰囲気づくりなどが足りていなかった。再発防止に努める」としている。

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