生活情報紙「さりお」を発行する山陽リビングメディア（岡山市北区新屋敷町）は、体をテーマにした子ども向けミニブック「すごいよ！みんなの体２」を発行した。岡山県内の小学校や児童館に配布し、３０日は岡山市立伊島小（同伊島町）で贈呈式を行った。

　多様性について説明する「みんなちがってみんなステキ！」▽各器官の特徴や反応など「体ってふしぎ！」▽酷使しがちな目に関する「大切な目のすごいよ！」―の３分野。肌の色が違う理由や髪が伸びる速さ、視力と健康の関係など計２０の質問に回答している。

　川崎医科大現代医学教育博物館の森谷卓也副館長が監修。イラストを添え、絵本感覚で読むことができる。Ａ５判、４３ページで８千部発行。山陽リビングメディアのホームページでも公開している。

　式では同社の小原範夫社長が「楽しみながら学べるツールとして使ってもらいたい」と５部を手渡した。受け取った植山智恵校長は「児童が考えるきっかけになる。さまざまな場で活用したい」と述べた。

　昨年６月に発行したミニブックに続く第２弾。さりおの主な読者である子育て世代に役立ててもらおうと企画した。