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懐かしの玩具や雑貨 1万点公開 美作・昭和館が移転オープン

新しい昭和館にブリキのペダルカーなどを並べた竹中館長
新しい昭和館にブリキのペダルカーなどを並べた竹中館長
ハンドルを回して動かしていたクレーンゲームやパチンコ
ハンドルを回して動かしていたクレーンゲームやパチンコ
 大正、昭和の玩具や日用雑貨を展示する美作市湯郷の観光施設「あの日のおもちゃ箱 昭和館」が、旧館の向かいに移転オープンした。画家で館長の竹中信清さん(82)が趣味で集めた品々から厳選した約1万点を収蔵公開。「古いけど、面白い昔を振り返ってほしい」と、装いも新たに観光客らを迎えている。

 館内に一歩入ると、旧館には無かったブリキのペダルカーがお出迎え。棚やショーケースには飛行機の模型、ヒーローの人形がずらり。木製の自動販売機、1930年代の手動のクレーンゲームなど他ではなかなか見られない品もある。

 旧館は2010年9月に開館。約3万点が所狭しと並び、13年余りで約12万人が訪れた。竹中さんが高齢となったためコレクションを整理し、スーパーマーケットだった軽量鉄骨2階建て延べ約240平方メートルに移して4月1日に再オープン。通路を広く取り、レトロな雰囲気をゆったりと楽しめるようにした。

 1階の壁面には、交流があった画家小松崎茂さん(1915~2001年)の空想科学イラストを飾り、2階に自身の作品コーナーも設けた竹中さん。「数は減っても見応えのある内容になった。昔も良かったんや、と感じてもらいたい」と話す。

 午前9時半から午後5時まで。入館料は中学生以上400円、小学生200円で、未就学児無料。当面は水曜休館。問い合わせは竹中さん(080―6218―4349)。

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