岡山県は２５日、県内の指定８４医療機関での定点把握に基づく直近１週間（１５～２１日）の新型コロナウイルス感染者数（速報値）を公表した。計３６４人、１医療機関当たり４・３３人で、前週（８～１４日、３・６８人）から約２割増え、３週ぶりに増加に転じた。

　年代別では９歳以下７２人（前週６９人）と１０代４３人（２８人）で全体の約３割を占め、親世代に当たる３０代が４０人（２４人）、４０代が４１人（３２人）と増加が目立った。７０代３６人（２０人）８０代以上３７人（３４人）と高齢層も増えた。

　１定点当たりの感染者数を保健所別に見ると最多は備北の９・５０人で、真庭８・００人、倉敷市６・７５人、備中４・６７人が平均を上回った。

　同じ期間の季節性インフルエンザの感染者数は計４６人で、１医療機関当たり０・５５人。前週（１・１５人）から約５割の減だった。