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自転車のまち マップと動画でPR 玉野市制作、芸人・渚さんも出演

玉野市が吉本興業、玉野高生と連携して作ったサイクリングマップ
玉野市が吉本興業、玉野高生と連携して作ったサイクリングマップ
マップの掲載地を渚さん(中央)が巡る動画の一場面。玉野高生も出演した
マップの掲載地を渚さん(中央)が巡る動画の一場面。玉野高生も出演した
 「自転車のまち」をPRする玉野市は、吉本興業(大阪)、玉野高生とタッグを組み、市内の周遊ルートやお薦めスポットを紹介するサイクリングマップと動画を制作した。市観光大使のお笑い芸人・渚さんがJR宇野駅からレンタサイクルで巡る設定で、地元で愛される飲食店や景勝美といった魅力を伝えている。

 マップはA3判三つ折り。市東部の穏やかな海岸線から巨岩「番田の立石」を目指す東ルート(16キロ)、四季折々の草花が彩る深山公園や歴史ある八浜地区を満喫する北ルート(同)、人気のグルメを楽しみつつ県内唯一の水族館・玉野海洋博物館に向かう西ルート(10キロ)を載せた。

 玉野高を今春卒業した14人が制作に参加し、お薦めスポットの選定に協力した。「地元の面白い場所や自然の豊かさに改めて気付くことができた」と森哉真人さん(18)。ポップなイラストは吉本興業所属の芸人ネゴシックスさんが手がけた。5千部作り、市役所などで配布している。

 動画は完全版(3分)、ダイジェスト(30秒)、英語字幕付きのメーキング(10分)の3種類を市公式ユーチューブで公開している。玉野が舞台の映画「たまの映像詩集 渚のバイセコー」(2021年)に出演した渚さんがロケ地やマップ掲載地をサイクリング。ドローンの空撮を多用し、温暖で開放的な市の雰囲気を伝え、マップ作りに携わった玉野高生も出演する。

 事業費約500万円。市商工観光課は「学生の視点を生かし、明るく楽しげな仕上がりになった。玉野を自転車で巡るきっかけにしてほしい」としている。

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