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日本と西洋の近代美術がテーマ 大原美術館特別展、23日開幕

日本と西洋の近代美術をテーマにした特別展会場
日本と西洋の近代美術をテーマにした特別展会場
 日本と西洋の近代美術をテーマにした大原美術館(倉敷市中央)の特別展「異文化は共鳴するのか? 大原コレクションでひらく近代への扉」が23日、同館で開幕する。22日は内覧会と開会式が行われ、関係者約150人が訪れた。

 19世紀後半~20世紀前半の国内外の絵画や工芸品109点を出品。裸婦を描いたフランス人画家ルノワールの「泉による女」、洋画家満谷国四郎(総社市出身)の「緋毛氈(ひもうせん)」は並べて展示し、表現の違いを浮き彫りにしている。美術館のコレクションを収集した洋画家児島虎次郎(高梁市出身)にも焦点を当て、ベルギー印象派の影響を色濃く映す「和服を着たベルギーの少女」なども展示される。

 開会式では三浦篤館長が「テーマ別にまとめることで、常設展とは違った作品の魅力を感じてもらえるはず」、松田正己山陽新聞社社長が「郷土が誇る美術コレクションに触れてほしい」とあいさつした。

 公益財団法人大原芸術財団大原芸術研究所・大原美術館主催、山陽新聞社共催。9月23日までの午前9時~午後5時。入場料一般2千円、小中高生500円、小学生未満無料。

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