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食やスイーツ、手作り雑貨並ぶ 毎月第3日曜 閑谷マルシェ始まる

初めて定期開催された「閑谷マルシェ」。後ろは国宝の講堂
初めて定期開催された「閑谷マルシェ」。後ろは国宝の講堂
 国特別史跡・旧閑谷学校(備前市閑谷)を会場に毎月第3日曜日に定期開催する「閑谷マルシェ~山の交易港」が21日、スタートした。雨に見舞われたが、市内外の家族連れらが歴史文化と自然に包まれた静かな雰囲気を味わいながら、食やスイーツ、備前焼、手作り雑貨の買い物を楽しんだ。

 岡山県内と兵庫県からショップ、工房など22店がテントとキッチンカーを並べた。備前牛のカルビ飯(備前市)、無農薬の米を使ったおむすび(岡山県和気町)、手描きのアートパネル(岡山市)、自家製の蜂蜜(兵庫県姫路市)などを売り出した。岡山市の花火製造業者は模擬玉を使ったワークショップを開いた。

 家族と訪れた岡山市立伊島小2年の女子児童(7)はおむすびを頬張り「みんなと一緒に食べておいしい」と満足げ。母親(36)は「各地のマルシェに出かけるのは楽しみ。雨は残念でしたが、雰囲気がすてき。また来たい」と話した。

 マルシェはかつて多くの若者が集って志を胸に学び合った地であることなどをイメージして地域の人々の交流や物産の魅力発信を目的に特別史跡旧閑谷学校顕彰保存会が企画。次回は5月19日午前10時~午後3時。マルシェの入場は無料。問い合わせは保存会(0869―67―1427)。

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