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現金窃盗の南署巡査長を懲戒免職 岡山県警、金庫の事件証拠品

岡山県警本部
岡山県警本部
 岡山県警は19日、岡山南署の金庫から事件の証拠品だった現金を盗んだなどとして、窃盗罪などで起訴された同署巡査長の被告(32)=福山市=を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。

 県警監察課によると、被告は昨年7~10月の間、10回にわたり証拠品の現金計約326万円を盗んだほか、2020年11月以降、捜査で訪れた岡山、総社市の民家2軒から現金計105万円を盗んだり、当時入居していた警察官舎の管理口座から7万5千円を引き出して着服したりしたとされる。いずれも関与を認め「ギャンブルで金に困って事件を起こした」と供述しているという。

 県警は金庫の鍵の管理が不適切だったとして上司の警部(42)も戒告の懲戒処分とした。監督責任を問い、別の上司2人をそれぞれ所属長訓戒と同注意処分、警視3人を口頭厳重注意とした。

 川口晃警務部長は「組織として重く受け止め、被害者、県民の皆さまに深くおわび申し上げる。指導教養や業務管理を徹底し、信頼回復に努める」とコメントした。

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