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矢掛高 地域学ぶ独自授業スタート 「やかげ学」 初回は町長講演

山岡町長(右)の話を聞く生徒たち
山岡町長(右)の話を聞く生徒たち
 矢掛高(岡山県矢掛町矢掛)で18日、本年度の「やかげ学」の授業が始まった。生徒たちが地域について学ぶとともに、実際に地域に出向いて教育、福祉施設などで1年間にわたって実習に取り組む独自教科。初回は同校OBでもある山岡敦町長が講演した。

 履修する普通科総合コース2年生を中心に54人が聴講。山岡町長は、高校時代に生徒会活動に携わった経験や町の施策を紹介しながら「矢掛高は町唯一の高校で、まちづくりの鍵」「若者が元気だと町も元気になる。ぜひ頑張ってほしい」とエールを送った。

 生徒たちは1学期に町の歴史や文化、行政施策などを座学で教わった後、2学期から3年生の夏にかけて週1回、14施設に分かれて実習を行い、最後にその成果を発表する。

 地元出身の同コース2年生(16)は「やかげ学を受講したくて高校を選んだ。多くの経験を積み、古里のために何ができるか考えたい」と話した。

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