小学６年と中学３年の全員を対象とした文部科学省の「全国学力・学習状況調査」（全国学力テスト）が１８日、一斉に行われ、岡山県内では国公私立５４１校の計約３万２８００人が挑んだ。試験は国語と算数・数学の２教科を実施し、結果は７月末に公表される予定。

　岡山市北区北長瀬本町の大安寺中等教育学校では３年生約１６０人が臨んだ。注意事項の説明を受けた後、午前８時４０分開始の国語から問題に臨んだ。

　岡山県教委は全国学力テストで小中とも国語と算数・数学の平均正答率の合計が全国平均を１ポイント上回ることを目標に掲げている。２０２３年度は小６が１２９％、中３が１２１％。小６は全国平均を下回り、中３は同程度でいずれも目標を達成できなかった。

　全国学力テストに合わせ、県教委と岡山市教委は他の学年でそれぞれ独自のテストを実施。県教委は小３～５年と中１、２年、岡山市教委は小２～５年と中１、２年の計約８万３４００人が受けた。