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瀬戸大橋線利用者 3億人を突破 開業から36年余りで達成

瀬戸大橋線利用客3億人を達成した快速マリンライナーが到着し、くす玉を割って祝うSTU48のメンバーら
瀬戸大橋線利用客3億人を達成した快速マリンライナーが到着し、くす玉を割って祝うSTU48のメンバーら
 本州と四国を結ぶJR瀬戸大橋線の利用者が13日、3億人を突破した。1988年4月10日の開業から36年余り、1万3153日目での達成となった。

 JR四国は13日、高松駅で記念イベントを開催。午後2時5分、3億人目を乗せた快速マリンライナーが到着すると、四国観光大使に任命されたばかりのSTU48・谷口茉妃菜さんと兵頭葵さんがくす玉を割って祝福。「瀬戸大橋線3億人」のロゴマークの入った巾着袋を乗客に配った。

 マリンライナーに乗って婚約者と食事に来た香川県宇多津町、会社員男性(29)は「岡山出張や故郷の長野への帰省などで年に数回使うぐらいだが、かけがえのない路線。いつかは瀬戸大橋を新幹線が走ってほしい」と話していた。

 同線は開業当初の1日上下計70本から増便を続け、現在は同133本を運行している。初年度の利用客数は1074万人で、ピークは93年度の1094万人。97年11月に1億人、2009年10月に2億人を突破した。

 高速道路料金の割引などを背景に10年度は720万人に減少し、その後は700万人台後半で推移。新型コロナウイルス禍の20年度は半分以下の357万人にまで落ち込んだ。23年度は688万人とコロナ禍前の9割程度に回復したが、利用客を取り戻すことが課題の一つとなっている。

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