任期満了に伴う福山市議選（定数３８）は７日投開票される。６日は市内小中学校や交流館など計１５５カ所に投票所が設営され、有権者の審判を待つばかりとなった。８日未明に新市議の顔触れが判明する見通し。

　同市霞町の霞小体育館では午前１０時ごろから設営作業。市職員８人が投票箱や記載台を手早く設置した。各陣営は朝から選挙カーなどで市内を巡り「最後のお願い」。学力向上や産業振興への施策を訴えていた。

　合併で現在の選挙区になった２００８年以降で最多の５６人（現職２９人、新人２７人）が立候補。前回の２０年に戦後最低の３８・３４％を記録した投票率にも注目が集まる。

　投票時間は午前７時～午後８時（うち走島は午前６時～午後６時、福田上、福田下、山守、今岡、向永谷、芦浦、中組、金名、金丸、金丸北、下安井、上戸手、平野、上竹田、八尋、三谷は午前７時～午後６時）。午後９時１５分から広島県立ふくやま産業交流館ビッグローズ（同市御幸町上岩成）で即日開票される。

　３月３０日現在の有権者数は３７万７６０４人（男１８万２１２０人、女１９万５４８４人）。