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紅こうじ 県内4人が体調不良訴え 40~70代、1人入院

小林製薬のサプリメント「紅麹コレステヘルプ」の岡山県内での健康被害などについて話す伊原木知事
小林製薬のサプリメント「紅麹コレステヘルプ」の岡山県内での健康被害などについて話す伊原木知事
 小林製薬(大阪市)の「紅こうじ」のサプリメントを巡る健康被害問題で、岡山県は4日、県内の4人が体調不良を訴え、うち1人が入院したことを明らかにした。いずれも「紅麹(べにこうじ)コレステヘルプ」を摂取していた。被害相談を受けた同社から大阪市を通じて県に連絡があった。

 4人はいずれも県が管轄する備中、美作、真庭保健所管内に住む40~70代の男女各2人。このうち美作保健所管内の40代男性が腎臓機能の低下で入院し、既に退院した。他の3人は腹痛やめまい、倦怠感などの症状が見られたとしている。

 岡山、倉敷市の両保健所にも大阪市から健康被害に関する情報が複数寄せられており、両保健所が確認作業を進めている。これとは別に、倉敷市保健所には4日までに市内に住む2人から相談があり、うち1人は摂取との因果関係が疑われるとしている。

 岡山県の伊原木隆太知事は4日の定例記者会見で「今後も小林製薬や大阪市と協力しながら必要な対応を取っていく」と述べた。

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