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能登復興や世界平和願い揮毫 西大寺観音院で岡山市内の中高生

被災地の復興や世界平和を願って揮毫する岡山南高の書道部員ら
被災地の復興や世界平和を願って揮毫する岡山南高の書道部員ら
 能登半島地震の被災地復興や世界平和を願い、岡山市内の中学、高校の書道部員らが3日、同市東区西大寺中の西大寺観音院で書を揮毫(きごう)し、奉納した。

 はかま姿で臨んだ岡山南高(同市北区奥田)の10人は縦3メートル、横4メートルの紙に「私たちが未来へ繋(つな)ぐもの きれいな青空 安心できる暮らし あたり前に来る明日」などと力強く書いた。学芸館高(同市東区西大寺上)の6人と学芸館清秀中(同所)の3人は、半切用紙に「世界安穏」「五福」と筆を走らせた。

 書家奥田雄山(本名・清光)さん(52)=瀬戸内市=も参加し、人々が互いを思いやれば何事も成し遂げられるという意味の「群臣共信 何事不成」としたためた。

 岡山南高3年の生徒(17)は「世界や被災地で苦しんでいる人を思い取り組んだ。誰もが不安なく暮らせるようになってほしい」と話した。

 書を通じて平和を訴える名古屋市の団体「和プロジェクトTAISHI」が企画し、全国各地の寺院で実施した。

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