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太陽貫くような光の輪「幻日環」 倉敷科学センターが撮影

倉敷科学センターが撮影した「幻日環」の画像
倉敷科学センターが撮影した「幻日環」の画像
 倉敷科学センター(倉敷市福田町古新田)は、太陽を貫くような光の輪が天頂に現れる天文現象「幻日環(げんじつかん)」を撮影した。24時間天候を観測するセンターの「全天カメラ」の動画に映っていた。

 幻日環は薄雲の中の氷の結晶に光が反射することで出現。氷の大きさや形が均一といった条件を満たした場合に限って見られ、完全な輪になるケースは珍しいという。

 カメラはセンター屋上に設置され、上空を常時撮影。3月19日午前11時56分ごろから約5分間、輪がくっきり写っていた。

 映像をチェックした三島和久学芸員(53)が発見し「これほどはっきりした幻日環を見たのは初めて」と驚いていた。

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