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「アーク2」稼働とロシア副首相 日本参画の液化天然ガス事業

 2022年7月、ロシア北部で建設中の「アークティックLNG2」の施設(ロイター=共同)
 2022年7月、ロシア北部で建設中の「アークティックLNG2」の施設(ロイター=共同)
 ロシアのノバク副首相は29日、日本が権益の一部を持つ北極圏の液化天然ガス(LNG)開発事業「アークティックLNG2」の第1生産ラインの稼働が始まったと明らかにした。タス通信が報じた。アーク2は昨年11月、米政府によりウクライナ侵攻を続けるロシアへの制裁対象に加えられている。

 モスクワでの政府会議でノバク氏は、アーク2から出荷されるLNGはロシアが重視する北極海航路を通じた貨物輸送発展の基礎となると期待を示した。

 アーク2はロシアのガス大手ノバテクが主導。日本の独立行政法人、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と三井物産も共同で権益を保有する。

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