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公示地価 岡山は2年連続プラス 24年全用途平均 広島3年連続

公示地価 岡山は2年連続プラス 24年全用途平均 広島3年連続
 国土交通省が26日発表した公示地価(1月1日時点)は、全用途が全国平均で前年比2・3%、住宅地が2・0%、商業地が3・1%それぞれ上昇した。いずれもプラスは3年連続で上昇率は拡大した。札幌、仙台、広島、福岡の主要4市を除く地方では、1992年以来32年ぶりに上昇地点の割合が下落地点を上回った。国交省は「緩やかな景気回復で上昇基調を強めている。一部の地方圏を除き、全国的には新型コロナウイルス禍前に戻った」と分析した。

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 岡山、広島県の全用途平均はいずれも上昇した。岡山は2年連続、広島は3年連続のプラスとなった。

 岡山はプラス1・1%(前年プラス0・7%)。上昇地点は岡山市の122地点をはじめ、県南を中心に223地点(前年201地点)に増えた。用途別では住宅地がプラス0・8%(平均価格4万5900円)と2年連続でアップ。商業地はプラス1・8%(前年プラス1・6%)と3年連続で上昇し、1平方メートル当たりの平均価格は12万9300円だった。

 広島県はプラス1・4%で、上げ幅は前年から0・5ポイント拡大。用途別では住宅地1・0%、商業地2・4%といずれもプラスだった。上昇地点は住宅地、商業地の合計で前年の369から394に増え、広島市が約6割を占めた。福山市は全用途平均がプラス2・0%と3年連続で上がり、住宅地と商業地の計71地点で上昇した。

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