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9月開幕 森の芸術祭見どころ紹介 アートディレクター長谷川氏

芸術祭への思いを語るアートディレクターの長谷川館長(右から2人目)
芸術祭への思いを語るアートディレクターの長谷川館長(右から2人目)
 岡山県北12市町村で9月開幕する「森の芸術祭 晴れの国・岡山」に向け、アートディレクターを務める金沢21世紀美術館(金沢市)の長谷川祐子館長によるトークイベントが16日、作品展示会場の一つである鏡野町であり、芸術祭への思いや見どころを紹介した。

 町民ら約30人が参加。長谷川館長は国内外のアーティスト約30組が出品予定の芸術祭を通じ「驚きや楽しさ、地域の魅力が感じられ、終わった後も住民共通の資本やレガシー(遺産)が残るイベントにしたい」と語った。町については「奥津渓など自然の風景が素晴らしく、一度目にしたら忘れられない」とし「自然の魅力を生かせるアートで見る人を魅了できたら」と意気込みを話した。

 町内に作品を飾る予定の現代アーティスト立石従寛さん(37)=長野県軽井沢町=もゲストで参加し「河川や森林など大地の力強さは想像以上。美しい空間芸術に落とし込みたい」と述べた。

 トークイベントは芸術祭のプレ事業で、昨年12月の奈義町を皮切りに作品が展示される5市町で開催。16日は真庭市でもあったほか17日は津山、新見市で予定している。

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