山陽新聞デジタル|さんデジ

天満屋前田「世界の舞台楽しみ」 パリ五輪女子マラソン 会見で抱負

パリ五輪代表内定を受け、記者会見でポーズを取る前田穂南=岡山市
パリ五輪代表内定を受け、記者会見でポーズを取る前田穂南=岡山市
パリ五輪代表内定を受け、記者会見で抱負を語る前田穂南=岡山市
パリ五輪代表内定を受け、記者会見で抱負を語る前田穂南=岡山市
 今夏のパリ五輪女子マラソン代表に内定した天満屋の前田穂南(27)が12日、岡山市内で記者会見し「また世界の舞台で走れるのが楽しみ。自分のパフォーマンスをしっかり発揮できるよう準備していきたい」と2大会連続出場となる大舞台への抱負を語った。

 前田は1月の大阪国際女子で2時間18分59秒の日本新記録を樹立。選考会最終レースの名古屋ウィメンズ(10日)でこの記録を上回る選手が出なかったため、代表の最後の1枠を手にした。「(名古屋が)早く終わってほしいという思いだった。代表に決まってほっとした」と吉報を待つ間の率直な心境を明かした。

 五輪初挑戦だった2021年東京大会は新型コロナウイルス禍による1年延期などでピークが合わず、33位に沈んだ。「今までで一番苦しい時期だった。東京の経験を生かし、練習を継続して自信を持ってスタートラインに立ちたい」とパリでの雪辱を期した。

 天満屋勢通算6大会目の五輪は、起伏が激しく「史上最難関」とも言われるコースが舞台となる。前田は今後、米国合宿などでの調整を予定。本番の具体的な目標は伏せつつ「アップダウンに耐えられる脚づくりをしていく」と話した。

 兵庫県出身の前田は大阪薫英女学院高から15年に天満屋入社。19年の東京五輪代表選考会は独走優勝で切符をつかんだ。

あなたにおすすめ


さんデジ特集

TOP