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イスラム圏がラマダン入り ガザでの戦闘継続「悲しい」

 10日、エジプト・カイロの市場で装飾品のランプを買い求める人々(共同)
 10日、エジプト・カイロの市場で装飾品のランプを買い求める人々(共同)
 【カイロ共同】エジプトやサウジアラビアなどのイスラム諸国は11日、1年で最も神聖な月、ラマダン(断食月)を迎えた。約1カ月間、イスラム教徒は日の出から日没まで飲食せず、信仰心を高める。エジプトの首都カイロでは10日、同じくラマダンに入るパレスチナ自治区ガザで戦闘が続き「悲しい」と同情の声が相次いだ。

 昨年4月から軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の戦闘が続くスーダンもラマダンを迎えた。戦闘で1万4千人以上が死亡し、国連安全保障理事会はラマダン中の戦闘停止を求める決議を8日に採択したが、ロイター通信によると、軍幹部は10日の声明で戦闘継続の方針を表明した。

 ラマダンの開始日は月の満ち欠けの観測で決まる。

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