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前田穂南(天満屋)パリ五輪決定 女子マラソン2大会連続

前田穂南
前田穂南
 今夏のパリ五輪の女子マラソン日本代表選考会は10日で終了し、1月の大阪国際女子で2時間18分59秒の日本新記録を樹立した天満屋の前田穂南(27)が2021年東京五輪に続く代表に決まった。女子マラソンで2大会連続の切符獲得は国内では5人目。天満屋勢にとっては通算6大会目の五輪出場となる。

 選考会の最終レースとしてこの日行われた名古屋ウィメンズで、前田の日本記録を破る選手が出なかったため、規定により前田が代表の最後の枠を手にした。

 前田は大阪国際女子で、日本陸上競技連盟が定めた代表選考の設定タイム(2時間21分41秒)を大幅に上回る日本新をマーク。アテネ五輪金メダリストの野口みずきが05年に出した従来の記録(2時間19分12秒)を19年ぶりに塗り替えた。

 前田は「2大会連続でオリンピックの舞台で日本代表として走れることに誇りを持ち、世界でしっかり自分のパフォーマンスを発揮したい」との談話を出した。

 女子マラソンの代表枠は3で、2枠は昨秋の選考会「マラソングランドチャンピオンシップ」で1位の鈴木優花(第一生命グループ)と2位の一山麻緒(資生堂)が獲得。3枠目を大阪国際女子と名古屋ウィメンズで争った。

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