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6流派 趣向凝らした花々の競演 福山地方華道連盟展が開幕

春の花材で仕上げた生け花が並ぶ会場
春の花材で仕上げた生け花が並ぶ会場
6流派の作品が並ぶコーナーを鑑賞する各流派の代表者
6流派の作品が並ぶコーナーを鑑賞する各流派の代表者
 備後地域有数の生け花の祭典「第63回福山地方華道連盟展」(同連盟、山陽新聞社主催)が8日、福山市東桜町の広島県民文化センターふくやまで開幕した。6流派が趣向を凝らした春の花々の競演を来場者が楽しんでいる。10日まで。

 「春を奏でる」をテーマに華道高野山、嵯峨御流、自然佳風、専正池坊、草月流、未生流の各流派が55点を出品。ピンクや黄色のラナンキュラスと青のデルフィニウムなどを生け込み、軽やかな雰囲気を漂わせる作品のほか、赤いバラや桜、白のカーネーションなど春を代表する花々で華やかに仕上げたものなど、各流派の伝統と個性を感じさせる作品が並んでいる。

 夫婦で訪れた同市の男性(71)は「春の花を優雅に生けていて、日本独特の美を感じる。作者の意図を推し量りながら鑑賞するのが楽しい」と話した。

 蔵本千津甫会長(75)は「多彩な作品を楽しみつつ、春の訪れを感じてほしい」と話している。

 午前10時~午後5時(最終日は同4時)。入場無料。

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