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福山地方華道連盟展 準備整う 8日開幕、6流派が55点出品

開幕に向け作品を仕上げる出品者
開幕に向け作品を仕上げる出品者
 備後地域有数の生け花の祭典「第63回福山地方華道連盟展」(福山地方華道連盟、山陽新聞社主催)が8日、福山市東桜町の広島県民文化センターふくやまで開幕する。7日は会場となる地下1階で6流派の出品者が、春の花で工夫を凝らした作品を生け、準備を整えた。

 今回のテーマは「春を奏でる」。花咲く春の訪れを出品者や来場者で一緒に喜ぶという意味を込めた。華道高野山、嵯峨御流、自然佳風、専正池坊、草月流、未生流の各流派の計55点が並ぶ。

 開幕を前に、出品者約60人が、花材の枝の長さや花の位置を調整したり、互いにアドバイスしたりしながら作品を制作。松の木をメインにバラやスイートピー、菜の花を配して「山あいの春」を表現した大作、ピンクのアストロメリアや紫のバンダなどで春らしい色合いに仕上げた作品などが完成し、会場は華やかな雰囲気に包まれた。

 同連盟の蔵本千津甫会長(75)は「花を咲かせる時期を調整するなど事前の準備に力を入れてきた。さまざまな春の花を楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。

 会期は10日まで。午前10時~午後5時(最終日は同4時)。入場無料。

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