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本社ビルを福山市内で移転新築 マツオカコーポレーション

マツオカコーポレーションの新本社ビルのイメージ
マツオカコーポレーションの新本社ビルのイメージ
 縫製業のマツオカコーポレーション(福山市宝町)は、本社ビルを市内で移転新築する。現本社が老朽化し、手狭にもなっているためで、2025年3月の完成を目指す。インターネット環境を充実させて海外にある工場との連携を高めるほか、働きやすい職場づくりを進める。

 JR福山駅近くの現本社から北西約1キロにある専門学校跡地(同市西町、約870平方メートル)を購入し、鉄骨5階延べ約3100平方メートルを整備。現本社(7階建て)よりも敷地は6割、延べ床は2割ほど広くなる。

 ベトナムやバングラデシュなど5カ国12工場と映像や音声などを即時に共有できる高速大容量の通信システムを導入。1フロアが広くなる分、複数の部署を配置し、交流促進や業務効率アップを図る。土地代を除く投資額は約14億円。今月中の着工を予定する。現本社は築35年が経過し、移転後の活用策は未定。

 同社は衣料品店「ユニクロ」向け製品のOEM(相手先ブランドによる生産)が主力。広報担当者は「会社の知名度は高いとは言えず、人手確保が課題となっている。本社の新築で優秀な人材の呼び込みにもつなげたい」としている。

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