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雨の啓蟄 テントウムシもぞもぞ 岡山県内 暖かい朝に

雨で濡れたカモミールの葉の上を歩くテントウムシ=5日午前10時、岡山市東区矢津
雨で濡れたカモミールの葉の上を歩くテントウムシ=5日午前10時、岡山市東区矢津
 5日は冬ごもりしていた虫が動きだす頃とされる二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」。岡山、広島県内は前線や低気圧の影響で、朝から雨が降った。岡山市東区矢津の観光農園「夢 百姓」では、ハーブに止まるテントウムシが見られた。

 各地の朝の最低気温は、岡山市6・0度(平年2・3度)津山市4・2度(0・5度)玉野市6・9度(3・5度)倉敷市5・9度(2・3度)福山市5・5度(2・0度)など。3月下旬から4月中旬並みの暖かさとなった。

 約60種類のハーブを栽培する園内では、軒下のカモミールの花や葉をテントウムシが歩き回り、一足早い春の訪れを告げていた。スタッフの女性(62)=岡山市中区=は「今年は寒暖の差が大きく虫もようやく動き始めた感じ。雨でも春を感じる」と話していた。

 岡山地方気象台は「6日は湿った空気の影響で曇るが、7日以降は高気圧に覆われて晴れ、気温も平年並みが続くだろう」としている。

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