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春の「藤まつり」に向けパチン 和気の公園で剪定作業進む

剪定作業に精を出す竹内さん
剪定作業に精を出す竹内さん
 岡山県和気町藤野の藤公園で、春の恒例行事「藤まつり」に向けて、枝の剪定(せんてい)が進んでいる。紫やピンクの花を一層きれいに咲かせるため、1本1本手入れする地道な作業で、3月上旬まで続く。

 長年担当している竹内敬一さん(73)=同町=が昨年11月から取り組む。脚立に乗って、傷んだり、花芽が少なかったりする枝を園芸用のはさみでパチン、パチンと切り落とし、垂れ下がって咲くようにテープで枝を棚に固定している。

 竹内さんは「どの枝を伸ばしていくか数年先を見据え、はさみを入れる。訪れた人が驚くほどきれいに咲かせたいと思いながらやっている。それが難しいけどね」と精を出していた。

 藤棚は高さ約2・5メートルで延長約500メートルに上り、沖縄を除く46都道府県と中国、韓国の藤計約150本が植えられている。町によると、昨年の開花シーズンには5万5千人が訪れた。

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