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傷んだ竹刀300本供養 美作・武蔵神社 剣士ら上達誓う

火にくべられた竹刀を見つめる小学生剣士
火にくべられた竹刀を見つめる小学生剣士
 剣豪宮本武蔵をまつる美作市宮本の武蔵神社で18日、竹刀感謝祭が開かれ、神社奉賛会の会員や同市の剣道関係者ら約30人が稽古や試合で傷んだ竹刀をたき上げて供養した。

 境内に納所を設けており、この1年で約300本が集まった。神事の後、奉賛会の平尾正倫会長(71)が火を入れると、パチパチという音を立てて炎が3メートルほどの高さまで立ち上った。

 火入れに先立ち、武蔵武道館と勝田の剣道スポーツ少年団の8人が木刀で基本技稽古法を披露。宮本武蔵顕彰会の3人は武蔵ゆかりの兵法二天一流の演武を奉納した。

 勝田小6年の女子児童(12)は「お世話になった竹刀に感謝し、大会で優勝できるように頑張りたい」と上達を誓った。

 感謝祭は2016年から毎年開催され、多い年には約500本が寄せられる。

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