書にも優れた岡山市出身の犬養毅元首相（号・木堂、１８５５～１９３２年）をしのぶ「第３０回犬養木堂顕彰児童生徒書道展」（岡山県、県郷土文化財団、犬養木堂記念館、山陽新聞社主催）の表彰式が１７日、同市北区川入の犬養木堂記念館であり、最優秀の県知事賞には倉敷市立児島小５年山水伊都さん（１１）、同市立玉島東中３年梅田梨里さん（１５）が輝いた。

　知事賞など特別賞２５人のうち２２人が出席し賞状などを受け取った。山水さんは「今後も自由でのびのびと書いていきたい」、梅田さんは「書を表現できる喜びに感謝し、実力を高めたい」と話した。

　「対話の心」「自由民権」といった木堂ゆかりの言葉を課題とし、県内の小学３年～中学３年を対象に募集。２７５校から３９０８点が集まった。入選以上の１６０４点を３月１０日～５月５日に同館で展示する。

　他の特別賞は次の皆さん。（敬称略、かっこ内は学校名、学年）

　県教育長賞　植田美幸（倉敷・児島小３）岩谷真維（同・東陽中２）▽山陽新聞社長賞　片山華奈（同・本荘小３）井江彩寧（同・茶屋町小４）山崎結衣（同・万寿小５）湯浅里梨（岡山・吉備小６）中井麻帆（玉野・東児中１）竹内寧音（同・同２）難波愛華（岡山・大安寺中等３）▽県郷土文化財団理事長賞　竹川遙（赤磐・山陽北小３）原田帆乃香（倉敷・沙美小４）中川凜香（同・万寿東小５）宮川華帆（岡山・高島小６）大木愛（倉敷・清心中１）西井結惟（同・天城中２）藤山莉子（岡山・興除中３）▽県習字教育研究会長賞　安原一花（倉敷・豊洲小３）石井萌衣（岡山・灘崎小４）谷井優斗（井原・西江原小５）安田紬（岡山・竜之口小６）梅田梨瑚（倉敷・玉島東中１）高畠美波（玉野・東児中２）久山楓（岡山・福田中３）