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「最期まで走り続けた」と悼む声 多くの国民に愛された小澤さん

 長野県松本市で行われた音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル」の終演後のカーテンコールに登場した小澤征爾さん(左)=2022年11月((C)大窪道治)
 長野県松本市で行われた音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル」の終演後のカーテンコールに登場した小澤征爾さん(左)=2022年11月((C)大窪道治)
 小澤征爾さんは多くの国民に愛された音楽家だった。「最期まで走り続けた」「ゆっくり休んでほしい」。生前の功績をたたえ、死を悼む声が広がった。

 東京・新橋駅前。病気を患いながらも復帰した小澤さんを「不屈の精神を持っていた」と語るのは会社員の男性(56)。「がんになっても音楽をやりたいと戻ってくるほどの情熱があった。海外に簡単に行けない時代に自分の力で日本のオーケストラを世界に広げていった先駆者だった」と振り返った。「人生をまっとうするまで走り続けた姿は素晴らしかった」

 公務員の女性(32)は「最近ニュースで指揮している姿を見た。一度ちゃんと生で聞いてみたかった」と話した。

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