岡山、広島県内は２５日朝、今冬一番の強い寒気が流れ込み、北部を中心に広い範囲で積雪を観測、５０センチ以上積もった所もあった。

　午前９時時点の積雪量は、真庭市蒜山上長田で５２センチ、美作市１７センチ、新見市千屋１１センチ、津山市２センチ。朝の最低気温は瀬戸内市で氷点下３・６度、岡山市中心部で同１・９度、福山市で同２・８度などと冷え込んだ。

　ＪＲ西日本中国統括本部によると、積雪の影響で因美線の美作加茂―智頭間で終日運転を取りやめる。

　津山市中心部は今季初の本格的な雪となり数センチの積雪。通勤通学時間帯の午前８時ごろも小雪が舞う中、中・高校生や会社員らが滑らないように慎重に歩いていた。

　ＪＲ津山駅から歩いて登校していた津山工業高１年の女子生徒（１６）は「大雪でなくても雪が降ると通学には不便。これ以上は降ってほしくない」と話した。

　恩原高原スキー場（岡山県鏡野町上斎原）、ひるぜんベアバレースキー場（真庭市蒜山本茅部）は２６日から今季の営業を始める。

　岡山地方気象台は「降雪のピークは過ぎたが、北部では２５日夕まで積雪や路面の凍結に注意してほしい」としている。