論語の言葉を題材に備前市教委が作成した「論語かるた」大会が２０日、旧閑谷学校と隣接の岡山県青少年教育センター閑谷学校（いずれも同市閑谷）で開かれ、市内を中心に児童生徒ら６７人が個人戦と団体戦に臨み、論語を学んだ成果を競った。

　小学校の低学年と高学年、中学生、一般の４部門に分かれ、個人戦は５０人、団体戦（３人一組）は２０チームが出場。個人戦は各部門の上位２人が決勝に進み、旧閑谷学校の国宝・講堂で対決した。

　緊張感に包まれる中、読み手が「仁を為（な）すは己に由（よ）る。人に由らんや」「道に聴いて塗（みち）に説くは徳を之（こ）れ棄（す）つるなり」「行（ゆ）くに径（こみち）に由らず」などと読むと、選手は「はい！」と声を上げて素早く絵札を取った。

　論語かるたは２０１９年に発行。大会は実行委（事務局・市文化芸術振興財団）が昨年に続いて開いた。

　優勝は次の皆さん。（敬称略）

　【個人】小学校低学年　山田和楽（日生東小２年）▽同高学年　的野心柚（伊里小５年）▽中学生　頓宮美月（伊里中１年）▽一般　成田隼也（伊里小教諭）

　【団体】小学校低学年　宗包夏依（伊里小２年）・山田和楽（日生東小２年）・植田海鈴（日生東小３年）▽同高学年　小原紗月・伊永仁菜・佐野光梨（香登小６年）▽中学生　頓宮美月・樫本美月・西崎咲愛（伊里中１年）▽一般　藤井美優・難波留名・角野莉実（備前緑陽高２年）