現役時代、キャンプは何回も経験してきましたが、毎回ドキドキ、ワクワクするものです。沖縄、宮崎、鹿児島、タイ、グアム、そして無人島…。ファジアーノ岡山の無人島は衝撃的でした。身体が仕上がっていない段階での、過酷なアスレチック、そして寝泊まりする場所も想像を超える環境でした。
しかし、チームの結束力、チームメートやスタッフなどの人間性を把握することがとても早くできたので、終わってみると良かったのかなと思います(行く前は絶対に行きたくなかったです(笑))。
暖かい気候、おいしいごはん、リラックスした空間、サッカーだけに集中できるキャンプは大好きでした。個人としては1年間戦うための身体づくりはもちろん、開幕スタメンを目指し必死に監督にアピールします。
チームとしては、戦術の確認やチームの方向性、選手や監督、スタッフらはどのような人間性なのか、コミュニケーションをいつも以上に取ることがとても大事です。特に、新しい監督、新加入選手がいる場合は、どんなプレーを好むのか、逆にどのようなプレーが嫌いなのか、そのあたりを見極めることはとても大事です。
⚽日に日に増す筋肉痛 限界まで追い込む1次キャンプ
基本的に、1次キャンプは身体づくりです。これはもう、ただただきついです。午前は走り、午後は筋トレ。このフィジカルメニューを1週間くらい、少しずつ強度を上げながら続けていきます。
1日目の夜は筋肉痛、2日目はさらに練習の強度が上がり筋肉痛、3日目はさらに筋肉痛。この筋肉痛はどんどん増えていき、いつ取れるのだろうと不安になります。
しかし、そこはさすがのフィジカルコーチたちです。...
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