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前弁護団長9千万円流用か 熊本肝炎訴訟、刑事告訴を検討

 熊本県弁護士会は12日、全国B型肝炎訴訟の熊本弁護団長だった内川寛弁護士(62)が、1億4千万円を超える使途不明金を発生させたと発表した。約9千万円を私的流用したと話しており、弁護団が刑事告訴を検討している。

 県弁護士会や弁護団によると、内川弁護士は2016年ごろから、弁護団代表名義の銀行口座から多数回出金した。主に弁護団に所属する弁護士の報酬で、原告に返還すべき和解金は確認されていない。

 内川弁護士は弁護団の聞き取りに「熊本地震による自宅の被害復旧費用などに充てた。申し訳ない」と話している。

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