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高梁市、被災者に市営住宅を確保 能登地震 5世帯分、家賃1年無償

高梁市役所
高梁市役所
 高梁市は10日、能登半島地震の被災者を市営住宅で受け入れると発表した。家賃を1年間無償とし、生活や就労面の支援も行う。

 市営住宅は当面、市中心部に5世帯分を確保する。入居に当たっては、1人3万円の支度金を支給し、現地から高梁市までの移動に必要な電車賃などを全額助成。米(1年間分)を無償提供するとともに、子どもの保育料や学校給食費、おむつ代も市が負担する。

 就労はハローワークと連携してサポートし、自営を望む人には物件のあっせんも行う。

 このほか、臨床心理士らによる精神面のケア体制も整える。

 今後、パンフレットを避難所に届け、国のサイトにも掲載する方針。近藤隆則市長は「少しでも安心していただける環境を提供したい」と話した。問い合わせは福祉課(0866―21―0265)。

 市は東日本大震災の際も同様の支援策を講じ、26世帯79人を受け入れた。

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